2025年11月決算 年1回配当|高配当トップ200社から見つけた今だけ狙える独断厳選4銘柄

年1回配当の株の毎月のおすすめを紹介するブログ記事のアイキャッチ画像。成長する株価のチャートを背景に、お金が実る木が描かれている。

11月を配当確定月にしている会社はどのような意図なのでしょうか。私は全く詳しくないので想像ですが、昔の風習で秋の収穫を行った後の収穫量の計算が終わった月が11月で、その伝統が今も残ったりする会社が1つくらいあってもいいかな、と思ったりします。

■調査補足

・2025年11月の権利確定株の配当率の良い順に200銘柄を検索

・年1回配当銘柄から抜き出し

・配当率は3%以上を目安

・独断のおすすめマークをつけました。◎私も購入、〇いいかも、△要調査、×おすすめしない

おすすめ配当配当性向株価配当利回りチャート
7997くろがね工作所4016.2710563.79上昇
×4361川口化学工業5021.7215273.27上昇
3089テクノアルファ3529.0911223.128月急騰
3454ファーストブラザーズ3566.3111303.10上昇
×2471エスプール1037.623372.97平行
9872北恵2836.149462.96上昇
8923トーセイ9831.9233552.92上昇
×9972アルテック72452.86平行
6474不二越10069.3936052.77上昇

■トーセイ(8923)◎

・マンション開発から不動産流動化へシフトし、ファンド運営や不動産管理も展開している。都心を基盤に置く。

・チャート上昇中

・2Qは、売上高660.58億円(+14.6%)過去最高更新、営業利益176億円(+18.1%)、2Q累計最終利益は+22%過去最高、通期経常利益計画を5.3%上方修正、進捗率84%

・普通配当 98円。配当利回り2.92%

結論:都心の不動産はしばらくは調子が良いと思います。バブルには要注意なので観察必須ですが。2Qの決算は非常に良く、特に私の重要視している進捗率が84%なところが高評価です。達成確実でどこまで伸ばしていくのかと楽しみになります。配当率も増額されて11月権利確定銘柄の中では3%近くありますし。11月までは高確率で上昇と思いますし、私の今月の一推しです。私も買います。

■ファーストブラザーズ(3454)○

・首都圏の商業施設、オフィスビルの自己勘定投資と私募ファンド運用を主に展開。

・チャート上昇中

・2Qは売上高 30億3300万 (+25.7%)経常利益 2億6100万 (+5.2%)進捗15.9%、

・普通配当 35円。配当利回り3.10%

結論:首都圏の商業施設ってインバウンドのみ好調で、他の日本国民はどんどんネット販売に流れていっているイメージです(あくまで個人のイメージです)。オフィスビルは良いかもしれませんが、ファンドもインフラや利上げ関係で対応が難しく、運用はなかなか難しそうなイメージです(あくまで略)。下期偏重の計上特性で2Q時点の進捗は低めですが、私には10%台は非常に不安な数字すぎます。ただチャートは上昇しているので、他の人は良い材料がみえているのかもしれません。売上げや利益は好調そうですので突然下がることは無いと思います。

■不二越(6474)○

・シェアの高いオリジナル製品多数。ベアリング・工具・産業用ロボットで知られる他、工作機械・油圧機器・特殊鋼も扱う。

・チャート上昇中

・2Qは売上高 591億7700万 (▲0.3%)経常利益 14億9100万 (+113.6%)、進捗44%

・普通配当 100円。配当利回り2.77%

結論:こちらの会社は工場が主力だと推測しています。工場に人がいないと製品が作れないので、コロナがある程度収束した現在は、余分な人件費(コロナ対応費)が無くなった分、製造に注力できて景気は良くなっているのではと思います。進捗やチャートも良いですし、今年度の決算はまず黒字は固いと思います。11月までに株価がどれだけ上昇するか期待できる良銘柄だと思います。

■くろがね工作所(7997)△

・OA周辺機器や空調・医療・高齢者施設向け設備に力を注ぐオフィス家具では中堅の会社。

・チャート上昇中&9/10に急騰

・2Qは売上高 21億1300万 (▲7.2%)、経常利益 1億3400万 (+10.7%)、通期最終利益計画を142.9%上方修正、9/9に配当を40円に倍額修正、進捗34%

・普通配当 35円。配当利回り3.10%

結論:扱っている商材は医療や高齢者施設など今後も需要が見込まれるものですし、恐らくお付き合いしている会社もお互い信頼関係が得られてすぐに離れていくような所はあまりない安定した会社だと思います。新規案件を増やすには何か仕掛けが必要そうですが。2Qの決算も売上は落ちましたが、利益率は悪くないですし、最終利益を上方修正するくらいですので、進捗34%ですが通期では良い結果となることがみえているのでしょう。なかなか途中で計画を変更する会社は少ない気がしますので、2Qで発表とはかなりの自信と判断します。本当は◎でイチオシにするところだったのですが、直前に急騰しちゃったので、今後はどれくらい上昇するのか不明なので様子見の△にします。んー、乗り遅れました笑

■テクノアルファ(3089)△

・車載用に強みのパワー半導体結線装置が主体の商社。救命艇も展開し、消耗品好採算。

・チャート平行とみるか上昇とみるか & 8/20当たりに不思議な上昇がある

・2Qは売上高 9億9500万 (+4.5%)売上高累計は14%減、経常利益 1億1600万 (+152.2%)累計は25%減

・普通配当 35円。配当利回り3.12%

結論:半導体というだけで今の流行りっぽいですが、ちょっと毛色が違う気がします。8/20あたりに急激に株価が上昇したチャートがあるのですが、少し調べても原因不明で不気味です。もしかしたら会社規模的に買占めからも買収もあるのかも。それを見越したワンチャン買いも資金に余裕があれば買いかもしれません。2Q決算も業績回復基調ですが、個人的には、この業界にあまり詳しくないので、もう少し様子をみておきたいです。

■北恵(9872)△

・好採算の施工付き販売を拡大中の関西圏地盤の住宅資材卸。非住宅分野にも進出している。

・チャート年初から上昇中

・2Qは売上高 147億1500万 (▲1.3%)経常利益 2億2200万 (▲19.9%)進捗47%

・普通配当 28円。配当利回り2.96%

結論:都市圏の不動産は好調のイメージですが、建築費は材料、人件費共に高騰化と聞いています。こちらの会社はその住宅資材の取り扱いですので、これから苦戦されそうな気がしています。ただチャートはずっと上昇しているので、資材高騰なんてとっくの昔に改善済みで、現在はもっと未来のことを考えているのかもしれません。進捗率も47%と順調で、堅実に業務を進めている印象です。配当率も良いので、○寄りの△です。3Q決算直前に良い情報があれば買うかもしれません。

■川口化学工業(4361)×

・化学メーカーで自動車部品向けゴム薬品・タイヤを手掛けるが、非自動車向け、樹脂・医農薬中間体に注力。

・チャート上昇中

・2Qは売上高は2%微増過去最高、最終利益は30%の大幅減、進捗率57%

・普通配当 50円。配当利回り3.27%

結論:売上げの過去最高と、進捗率57%はむしろ買いなのですが、利益の減少がどうにも気になります。3Qでプラスになればまた評価を変えますが、今は×評価です。

■エスプール(2471)×

・主力は人材派遣と障害者雇用の農園事業。物流などでアウトソーシング事業の展開も。

・チャートは平行

・2Qは売上高 63億6800万 (▲1.0%)経常利益 4億7200万 (▲28.8%)進捗23%

・普通配当 10円。配当利回り2.97%

結論:2Qの決算が全くふるってません。進捗も23%と低いので、今年度の業績を推測すると、株価上昇はあまり望めないと思います。

■アルテック(9972)×

・特殊産業機械の専門商社として、包装・印刷関連などを手掛ける。ペットボトル容器の製造事業を中国で展開中。

・チャートは平行

・2Qは売上高 32億5200万 (▲37.1%)経常利益 -2億4300万 (赤転)、通期は黒字化計画

・普通配当 7円。配当利回りは赤字見込みのため計算不可

結論:2Q時点での経常利益赤字転落は、いくら通期で黒字化計画とはいっても不安です。中国にもある程度の関係があるため、しばらくはトランプさんの気分に振り回されそうですので、少し様子見となります。

以上です。2024年11月以降にまた結果を確認したいと思います。

*個人の感想です。株の売買は自己判断でお願いいたします。

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