資金効率が激変!年1回配当株だけで「年4回配当」を狙う私の投資術

年1回配当の株で利益がでるか。成長する株価のチャートを背景に、お金が実る木が描かれている。

日本にも株を始める人が増えてきました。老後2000万円問題など気になる話題も増えてきて、いくらお金が必要か、どうやって増やして確保していくのか知りたい日本人が増えてきました。まずは貯金から比較的手の出しやすそうな株を始める人が多いですね。

ちょっと他の方とは違う考え方かもしれませんが、私の思想にあった購入方法を紹介したいと思います。

注1:当記事は単なる読み物か、ご参考用としてくださいませ。あくまで株購入は自己責任でお願いいたします。

注2:ひとまず2025年はこの方法で株購入していきたいと思います。経過は当サイトで報告します。時々方法も修正がかかるかもしれませんが、ご了承くださいませ。

はじめに:なぜ私が年1回配当株にこだわるのか?

「年4回配当」と聞くと、多くの人は四半期ごとに配当を出す銘柄を思い浮かべるかもしれません。しかし、私が今回ご紹介するのは、たった年1回しか配当を出さない銘柄だけを使った投資法です。

なぜなら、年1回配当株には、他の年複数銘柄にはない圧倒的なメリットがあるからです。

それは、資金効率の最大化です。

年間配当の全てがたった一回の権利確定日に集中するため、そのタイミングを戦略的に活用することで、年4回配当を実現できるだけでなく、普通の長期投資では考えられないほどの高いパフォーマンスを狙うことができるのです。

この記事では、私が実際に実践しているこの**「年4回配当を狙う独自の投資術」**を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

「年1回配当株は少し物足りない…」

そう思っていた方こそ、ぜひ最後まで読んでみてください。あなたの投資に対する考え方が、180度変わるかもしれません。


この記事でわかること

  • 年1回配当株が、なぜ「資金効率」に優れているのか
  • 銘柄の選び方から購入のタイミングまで、具体的な私の投資作戦
  • 配当金を年に4回受け取るためのポートフォリオの作り方
  • 注意すべきリスクと、その回避方法

さあ、いよいよこれから本文です。一緒に新しい投資の世界を覗いてみましょう。

年1回配当株が、なぜ「資金効率」に優れているのか

■ まず「資金効率」ってなに?
資金効率とは、手元のお金をどれだけ効率よく使って利益を得られるかという考え方です。
投資では、少ない資金で大きなリターンを得ることが理想です。

■ 年1回配当株とは?
企業が1年に1回だけ、利益の一部を株主に配当金として支払う株のことです。
年2回や四半期ごとの配当株もありますが、これが年1回だけ配当となっている株です。

■ なぜ資金効率が良いの?
① 売買タイミングが明確で、資金を効率的に動かせる
配当をもらうための「権利確定日」が年1回だけなので、その前後に集中して売買を計画できます。
売買をする期間が短いほど、他の時期は、資金を別の投資に回すことができるため、効率的です。
また売買の間に配当日があるため、配当が確実に取得できる分、短期で利益を得るチャンスが高くなります。
② 配当利回りが高くなりやすい
年1回の配当は、1回分にまとめて支払われるため、金額が大きくなる傾向があります。
その結果、株価に対する配当の割合(配当利回り)が高くなることがあり、少ない資金で多くの配当を得られる可能性があります。
③ 短期保有のため、損切りがしやすい
初心者にありがちな特徴として「損切りがしにくい」ことがあります。私も購入時より株価が下がった時になかなか売らないでズルズル損失を大きくしたことが何度もあります汗。
購入した株が下がった場合、なかなか売却することができずにいると、投資の機会をどんどん逃していくことになります。
年1回配当の売買の場合は、配当日を超えると来年まで配当がこないため、早めに売却して、もっと年1回の配当日が近い銘柄に切り替えるという判断がつきやすくなると思っています。
初心者の方こそ、年1回配当銘柄での売買を通じて株の買い方を勉強されると良いのでは、と思います。もちろんベテランの方は短期売買でどんどん利益を上げていけると思います。


■ まとめ
年1回配当株は、
✅ 売買タイミングが明確
✅ 配当利回りが高くなりやすい
✅ 損切りがしやすい
という点で、資金効率に優れた投資手法といえます。

銘柄の選び方から購入のタイミングまで、具体的な私の投資作戦

■ 購入のタイミング
株価が上昇する前に購入しておくのが良いです。私が調査したところ、年1回配当銘柄の株価が上昇するタイミングから下記2つの購入時期をおすすめします。
①配当確定日の3か月前
配当確定日の3か月前ぐらいから徐々に株価が上昇するものが多いです。恐らく余剰資金を持っている人が、短期利益を上げようとして配当率の良い年1回配当銘柄を購入しているのがこのあたりでは、と予想しています。また、この時期の株価と権利確定日後の株価を比較すると、同じか低いものが多くありました。つまり、3か月前に購入しておくと、権利確定日後に株価がガクンと落ちても収支はトントンか少しプラスになり、最低でも配当分が確実にプラスとなる見込みです。この方法だと資金を回す期間は3か月となりますが、その分リスクの少ない安全な運用になると思います。

②配当確定日の1月半前(3Q決算発表前)
配当確定日のだいたい1月半前に3Q決算発表があります。こちらの発表でおおよその年間の業績が推測できます。2Qまで悪かった場合はどこまで挽回できたか、調子が良かった場合はどこまで利益を増大させられるかがここで分かります。年1回配当銘柄にとっては、決算結果がそのまま年1回の配当に反映されるので、非常に重要な情報となります。そして結果が株価に与える影響も大きいです。良い業績の銘柄を購入しておけば、この3Q決算前後の売買のみで株価の2桁%上昇も可能です。遅くともこの時までには購入しておいた方が良いと思います。

次善としては、3Q決算発表後の購入があります。ある程度の業績が予想できているので、良かった場合は権利確定日まではある程度の上昇が見込めるので、購入するという作戦です。ただし、この購入の場合は、権利確定日直前には売却がおすすめです。なぜなら特に年1回配当銘柄は、権利確定日後には配当分以上の株価下落となることが多いからです。リスクは低めですが、リターンを考えるとあまり効率は良くないと考えており、次善止まりのおすすめとしています。このサイトでは①の3か月前か②の3Q決算発表前の購入をおすすめとします。

■売却のタイミング
基本は配当確定日の翌月の2週間後とします。調査した結果、一番利益と運用に適したタイミングと判断しました。
2024年の「年1回配当」かつ「配当利回り3.5%以上」の条件に該当する代表的な銘柄を20抽出し、配当確定日の翌日から2週間後の平均株価回復率を計算しました。その結果、平均回復率は89.75%と算出されました。
これは、配当落ちによって株価が下落した後、2週間で元の水準の約90%まで回復する傾向があるということです。もちろん各銘柄で差はありますが、目安として2週間後に売却すれば、結果的に利益が最大限に得られ、かつ資金が一番有効的に利用できるタイミングと判断しています。

次善として、配当確定日直前を売却タイミングとします。この判断は①記念配当などで、特別にその年の配当が良い場合や、②当年度の業績・決算に少し不安がある場合です。これらの場合は、配当確定日後の下落が大きく、かつ価格が戻るのに時間がかかることが多いです。資金を有効に使うには、配当確定日直前に売却することで、配当は得られなくても高い利益を得たうえで、次の投資に素早く資金を使えるため、場合によっては有効な戦略となります。

配当金を年に4回受け取るためのポートフォリオの作り方

■ ポートフォリオとは?
ポートフォリオとは、複数の銘柄(株)を組み合わせた資産の一覧のことです。1社だけに投資するのではなく、複数の企業に分散して投資することで、リスクを減らしながら安定した収益を目指します。

■年4回配当を受け取るポートフォリオの組み方
今回の方法では、配当月が異なる企業を組み合わせることで、年間を通じて定期的に配当金を受け取ることが可能になります。一番決算の多い3月を中心にして、3か月ごとに株の売買を行い、年4回配当を受けることとします。

配当月売買時期
3月年初購入、4/15頃に売却
6月4/15頃に購入、7/15頃に売却
9月7/15頃に購入、10/15頃に売却
12月10/15頃に購入、年末か来年1/15頃に売却

■どのような購入をするか
購入にあたって、金額は各自にお任せとします。予算に応じて、1単元(100株)未満の少額投資も検討します(証券会社によっては可能です)。

何を購入するかのおすすめ銘柄は複数掲載する予定です。1つの銘柄を集中して購入することも可能ですが、どちらかというと、少額でも分散投資した方が、リスクは少なくなってより良いかと思います。1つより複数銘柄の進捗を見る方がよりドキドキ楽しめるという面もあり、個人的には複数購入をおすすめします。

■まとめ
配当月の異なる企業をうまく組み合わせることで、年4回の配当金受け取りが可能です。ポートフォリオを作る際は、配当月・安定性を意識して、少しずつ分散投資を始めてみましょう。

注意すべきリスクと、その回避方法

■ 配当権利確定日の誤認
配当を受け取るには「権利付き最終日」に株を保有している必要があります。
売買のタイミングを間違えると、配当を受け取れないことがあります。
回避方法:権利確定日の翌月に売却しましょう、これが確実です。もしくは証券会社のカレンダーや企業のIR情報で「権利付き最終日」と「権利落ち日」を必ず確認しましょう。

■ 売買コスト(手数料・税金)
売買のたびに手数料が発生します。配当金にも税金(約20%)がかかります。意外とバカにならない金額が差し引かれます。
回避方法:手数料が安いネット証券を使う、NISA口座を活用して非課税枠を使うなどの工夫が有効です。

■ 株価変動リスク
配当をもらっても、株価が下がって損をする可能性があります。
特に短期売買では、値動きの影響を受けやすいです。
回避方法:安定した業績の企業や、決算の良い企業を選ぶとリスクが下がります。

■ 企業の配当方針変更
企業が突然、配当を減らしたり中止したりすることがあります。
回避方法:企業の配当方針や過去の配当実績を確認し、安定性のある企業を選びましょう。

■ タイミング投資の難しさ
常に市場をチェックし、タイミングを見極める必要があります。
初心者には心理的負担が大きいです。
回避方法:無理に売買しない。自分なりの運用ルールを決めて、それを守る。(当サイトが何らかのご参考になればうれしいです)

さいごに

■ 今年2025年はこの方法で株を売買し、予想と結果を報告していきたいと思います。最後に笑顔の結果になることを期待しています。

■ 株価は限りなくマイナスになるリスクを下げて、少なくとも配当分は利益にする戦略です。配当率が3%以上の銘柄を対象としているので、1回の売買で3%、年4回で12%は最低でも利益になる計算としています。年間12%の利回りは投資成果としては十分だと判断しています。それに加えて1つか2つの銘柄で値上がり株が出てくれたら、と思っています。目標は各回5%、4回分で20%の利益です。もっとも全て皮算用ですが。

■ 一応私も利用させていただいている、おすすめの証券会社を紹介しておきます。お好きなところで良いと思いますが、人気の大手の方が安心できますし、手数料や使い勝手も良いと思います。

 ・楽天証券:使いやすいです。IPOは当たりませんが。 →

 ・カブドットコム証券:手数料が安い気がします。

 ・大和証券:老舗の証券会社。安定感は抜群な印象です。

■最初は3か月ごとの購入/売却の作戦でしたが、7月から毎月おすすめを検討することにします。購入タイミングが3か月ごととは限らないためです。作戦自体は配当確定日の2.5か月前に購入、確定日翌月の0.5か月後に売却で変更ありません。

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