2025年10月19日、北九州市八幡西区・黒崎の街が、まるで夢の国になった一日。
この日、黒崎駅前の商店街を中心に、ディズニーの仲間たちが登場するパレードが開催されました。
「クロサキスイッチ」最終日のスペシャルイベントとして行われたこのパレードは、約10万人が沿道に集まるほどの大盛況。
私自身もこの歴史的瞬間を目撃し、心が震えるような感動、感慨を味わいました。
■黒崎でディズニーパレードが開催された理由と選定の背景
ディズニーパレードといえば、東京ディズニーリゾートや大都市のイベントでしか見られないもの。
それが、北九州・黒崎という地元の街にやってくるなんて、最初は信じられませんでした。終了した今でも信じられません。何が起こったのか!?その背景には、地域の熱意と綿密な準備、そして街づくりへの強い思いがありました。調べてみると、以下の経緯だったようです。
・地域活性化プロジェクト「クロサキスイッチ」の存在
黒崎では2025年9月から約1か月間にわたり、地域活性化イベント「クロサキスイッチ」が展開されていました。このプロジェクトは、毎週異なるテーマで30以上のイベントを開催し、商店街や公園、駅前広場などを舞台に市民参加型の取り組みを実施。地域の魅力を発信し、街に活気を取り戻すことを目的としていました。
このような継続的かつ創造的な取り組みが、東京ディズニーリゾート®の「夢と笑顔を届ける」という理念と合致し、パレード開催地としての評価を高める要因となりました。
・過去の実績と地域の協力体制
北九州市では2018年に門司港でディズニーパレードが開催された実績があり、今回の黒崎開催はそれ以来の快挙です。地元の学校や団体との連携も評価され、当日は小学生約80人がキッズダンサーとして参加。地域の子どもたちとディズニーキャラクターが一体となってパレードを盛り上げる姿は、まさに「夢の共演」でした。
また、地元商店街や行政、学校が一体となって準備を進めたことで、東京ディズニーリゾート側にとっても安心して任せられる開催地となったと考えられます。
・立地とアクセスの良さ
黒崎駅周辺は交通アクセスが良く、広い道路や公園が整備されているため、大規模イベントの開催に適した環境が整っています。実際、当日は約10万人が沿道に集まり、黒崎の街全体がディズニーの魔法に包まれました。
このように、黒崎は単なる開催地ではなく、地域の力と夢を形にする舞台として、全国から選ばれるにふさわしい街だったのです。開催に尽力された関係者の方々、お疲れさまでした。
■当日の様子:黒崎の街が夢の舞台に
パレードは午後からスタート。私は黒崎駅前のハローデイ近くで観覧しました。
すでに午前中からぽつぽつと人が集まり始め、沿道は家族連れや若者、年配の方まで幅広い層で埋め尽くされていました。バスや電車、近くの人は徒歩でどんどん人が集まっています。普段着のゆるい服装で来られている方もいて、地域でディズニーパレードをみることの不思議さをここでも感じました。 パレードの開催直前の12時前になると、上空にヘリコプターも旋回していました。

パレードが始まると、まず目に飛び込んできたのは、ディズニーの公式パレードカー「ドリームクルーザー」。
ミッキー、ミニー、プルート、グーフィーが笑顔で手を振りながら登場し、沿道からは歓声と拍手が巻き起こります。
九州地場会社のハローデイや高山質屋の建物をバックに進むリームクルーザー。とってもシュールでその違和感もまた楽しいものでした。

「ジャンボリミッキー!」の音楽が聞こえてくると、思わず立ち上がる子どもたち、踊りだす子供たち、まるでディズニーランドの一角にいるような錯覚に。お年寄りも夢中で写真を撮っています。みんな大好きディズニーパレード。
地元のキッズダンサー約80人も参加しており、黒崎の街が一体となって盛り上がっていました。
2台めのリームクルーザーにはにはドナルドカップルとチップ&デール。こちらも元気に観客たちに手を振ってくれてみんな大興奮! あっという間のパレードでした。
■ダッフィーバスも登場!写真映え抜群の展示
パレードの目玉のひとつが、ダッフィーバスの展示。
ダッフィーのぬいぐるみ生地でラッピングされた特別仕様のバスが、近くの長浦公園に登場しました。ダッフィーのぬいぐるみと同じ生地でラッピングされた特別仕様のバス。ダッフィー&フレンズの優しさを虹とシャボン玉で表現した、20周年記念デザインでした。
ふわふわの質感と愛らしい表情に、子どもたちはもちろん、大人も夢中。
私も思わずスマホで何枚も写真を撮ってしまいました。
SNSでも「#黒崎ディズニーパレード」「#ダッフィーバス」で多くの投稿が見られ、話題性も抜群でした。
近くで写真を撮るための行列が公園のまわりを大きくぐるっと1周になっていました。
バスの運転手はダッフィーでした。外装だけでなく、内装もかわいくおしゃれでした。

公園ではダッフィー20周年記念のパンフを配っていました。私は誕生時にディズニーランドで写真を撮ったことがありましたが、その時はダッフィーとシェリーメイだけだったと思うのですが、今は7体になっているんですね。みんなかわいいです。

■個人的な感想:夢と現実が交差した瞬間
私はこれまで何度かディズニーランドを訪れたことがありますが、地元・黒崎でミッキーたちに会えるとは思ってもみませんでした。いや、本当に。
いつも車で通っている道が、まるで映画のセットのように輝いて見えたのです。
1時間ほど待っていたのですが、その間も特に場所取りや混雑で空気がギスギスすることもなく、比較的ゆとりがある感じで、みんなニコニコしながらその時を待っているのが、いい雰囲気でした。これは場所を用意された関係者の準備が良かったのでしょうね。ありがとうございます。
周囲の人々も笑顔で、見知らぬ人同士が「すごいね」「かわいい!」と声を掛け合う光景が広がっていました。小さな子供たちも大興奮で夢中でミッキーたちに手を振って、音楽に合わせて体をゆらせていたのも印象的でした。
この日だけは、黒崎がひとつの大きな家族になったような、そんな温かさを感じました。
■地域とのつながり:ハローデイや高山質店も盛り上げ役に
パレードの沿道には、地元企業のハローデイや高山質店も位置していました。
ハローデイでは、パレードに合わせた特別セールやディズニーグッズの販売も行われていたようで、買い物客も楽しそう。
高山質屋 黒崎店は店舗自体は通常営業をしていたようですが、パレードルート沿いに位置しており、黒色の建物が目印となっているため、象徴的な存在感を放っていました。SNSでもパレードの背景として高山質屋を写真に登場することが多かったのではないでしょうか。
地元企業がイベントを支える姿は、地域の絆を感じさせてくれました。
■この感動を、次につなげたい
今回のディズニーパレードは、黒崎にとって歴史的な一日でした。
そして、私にとっても忘れられない思い出となりました。こんなことも起こるんですね。
「また来年も…」と願いたいところですが、現実的には難しいかもしれません。
だからこそ、この感動を記録し、誰かに伝えたいと思い、この記事を書きました。
黒崎の街には、まだまだ魅力がたくさんあります。交通の便が格段に良くなるバイパスも来年2026年には全線完成となり、ますます便利な街となると思います。
これからも、地元のイベントや文化を紹介していく予定ですので、機会がありましたらぜひまたこのサイトを訪れてください。
ディズニーパレード直後の人込み。この光景はしばらくはないでしょうね。

クロサキスイッチのうちわとステッカー。開催関係者の皆様、お疲れ様&ありがとうございました。



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