2024年12月配当銘柄で短期利益|年1回配当株の2か月投資戦略

年1回配当の株で利益がでるか。成長する株価のチャートを背景に、お金が実る木が描かれている。

2024年も終盤に差し掛かり、配当確定日を意識した投資戦略を考える季節がやってきました。今回は「年1回配当銘柄を2か月だけ保有し、効率的に利益を狙う短期投資戦略」について、実践を通じて検証していきます。

この記事では、2024年12月に配当確定日を迎える銘柄の中から、年1回配当の企業に絞って投資対象を選定し、配当確定日の1.5か月前に購入 → 半月後に売却という流れで、約3か月間だけ保有する短期戦略を紹介します。

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なぜ「年1回配当銘柄」なのか?

日本企業の多くは年2回(中間・期末)配当を実施していますが、年1回配当の企業は配当利回りが高めに設定されている傾向があります。これは、配当のインパクトが一度に集中するため、配当確定日前後の株価変動が大きくなる可能性があるという特徴にもつながります。

この特徴を利用し、配当確定日を狙った短期売買で利益を得るというのが今回の戦略です。


投資戦略の概要

今回の戦略は以下のような流れで進めます:

  1. 対象銘柄の選定
    2024年12月に配当確定日を迎える「年1回配当銘柄」を選定します。
  2. 購入タイミング
    配当確定日の約1.5か月前(11月中旬〜下旬)に購入します。
  3. 保有期間
    配当確定日をまたいで約2か月間保有します。
  4. 売却タイミング
    配当確定日の約半月後(2025年1月中旬)に売却します。

この戦略の目的は、配当権利取りによる株価上昇と、配当後の株価維持・回復を狙って短期的に利益を得ることです。


銘柄選定のポイント

銘柄選定では以下の条件を重視しました:

  • 年1回配当であること
  • 配当利回りが高い(3%以上)
  • 過去の配当確定日前後の株価推移が安定している
  • 業績が安定している企業(赤字や減配リスクが低い)

この条件に合致する銘柄を数社ピックアップし、実際に購入して検証を行います。


過去データから見る有効性

過去数年間のデータを分析すると、年1回配当銘柄は配当確定日の1〜2か月前から徐々に株価が上昇する傾向があります。これは「配当取り」を狙った投資家の買いが入るためです。

また、配当落ち後に一時的に株価が下落するものの、業績が安定している企業ではその後株価が回復するケースも多く、短期的な値動きの中で利益を得るチャンスがあります。


リスクと注意点

もちろん、この戦略にはリスクもあります。

  • 配当落ち後の株価下落が大きい場合、損失が出る可能性
  • 地合い(市場全体の雰囲気)によって株価が左右される
  • 年1回配当銘柄は情報が少なく、流動性が低い場合もある

そのため、複数銘柄に分散投資することや、損切りラインを事前に設定しておくことが重要です。


実践開始:2024年11月中旬に購入

現在、2024年11月14日。配当確定日まで約1.5か月となりました。
選定した銘柄のうち、まずは4社を購入し、実際にこの戦略が機能するかを検証していきます

購入後は、配当確定日をまたいで保有し、2025年1月中旬に売却予定です。


購入候補と実際に購入した銘柄

実際に2024年11月14日に下記5銘柄を購入しました。

  • デジタルホールディングス(2389):ネット広告専業代理店大手。企業のデジタル化支援サービスや投資事業も注力。
  • ムゲンエステート(3299):首都圏で中古マンションをリフォームして転売。区分所有案件に強み。投資用も。
  • モバイルファクトリー(3912):スマホ向けゲームなどコンテンツサービスの開発配信。位置情報連動型ゲームに注力。
  • イトーキ(7972):オフィス家具大手。公共、医療施設向けも。製販一貫体制確立で効率経営。
  • シンシア(7782):使い捨てコンタクトレンズ大手。ネットやドラッグストアで販売。POS、医療コンサル事業進出。

下記は年1回配当かつ12月配当確定日の銘柄を配当利回り順に表示した表です。予想は独断で良い順に〇△▲×でつけてみました。

予想コード銘柄配当配当性向株価配当利回り
2389デジタルホールディングス6555.111705.56
×6464ツバキ・ナカシマ3540.146945.04
3299ムゲンエステート9240.5718644.94
7425初穂商事6018.4815023.99
×8040東京ソワール3012.857663.92
3912モバイルファクトリー3766.679513.89
2124ジェイエイシーリクルートメント2660.127313.56
3671ソフトマックス3039.718683.46
×6748星和電機1839.825223.45
×7833アイフィスジャパン19.539.795693.43
7972イトーキ5532.2316313.37
9702アイ・エス・ビー4632.5413653.37
7782シンシア1629.994763.36
3204トーア紡コーポレーション1318.664003.25
×9621建設技術研究所15027.6647303.17
7358ポピンズホールディングス4057.3012783.13
×6310井関農機3035.409703.09

まとめ|短期投資でも配当は狙えるか?

今回の「年1回配当銘柄で2か月短期投資」戦略は、配当確定日を利用した短期的な利益獲得を目指す新しいアプローチです。

長期保有が基本とされる配当投資ですが、短期でも利益を得られる可能性があることを実証できれば、資金効率の高い投資手法として注目されるかもしれません。またうまくいかなかった場合は、なぜ今までこの作戦をしている人がいないのか、短期売買のデメリットが実体験として分かるでしょう(あまり体験したくは無いですが)。

今後の結果にご期待ください!

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